こんにちは。《陶ISM2015 夏の陶芸フェス》実行委員長を務めさせて頂きました、富田啓之です。
7月4日、5日と二日間、横浜赤レンガ倉庫にて開催致しました《陶ISM2015 夏の陶芸フェス》。二日間の来場者数が4000人を超え、実行委員共々、大変有難く思っております。
これもひとえに、参加作家の方々、参加企業の方々、ワークショップの講師の方々、ボランティアスタッフの方々、そして、当日ご来場くださったお客様、陶ISMに関係してくださったすべての皆様のお力添えのおかげだと思っております。今後も、作り手と売り手、作り手と使い手、といった相互関係が、よりスムーズに、風通しよく行われる為に、尽力して行きたいと思っております。
《陶ISM》は、作り手が運営してるが故、至らぬ点も多く、そして、偏った視点からのイベントとして、一般の方々には映るかもしれません。しかし、作り手側からしか感じ得ないこと、発信し得ないことがあるかと思い、このようなイベントを企画開催させて頂いております。
…話は少し逸れますが、故八木一夫氏が、その著書《オブジェ焼き》にて、このようなことを書いておりました。
『…何でも無いうつわでも、陶器のそれで日々食事していたことが、どんなに幸せだったか。兵役中に改めて実感した。』(記憶を頼りに記述してるので、原文とは異なるかと思います)
暮らしを彩る豊かなモノは、世の中にはたくさんありますが、ここは敢えて『うつわ』に限定して言わせて頂きます。うつわは暮らしを豊かにし、暮らしの豊かさは、人の豊かさであります。すなわち、うつわは人の豊かさの象徴だと思うのです。
微々たる力ですが、豊かな暮らしを提案して行けるよう、今後も《陶ISM》を継続して開催して行ければと思っております。 皆様、実りある時間を共有してくださいまして、本当にありがとうございました。 今後とも、何卒よろしくお願い致します。
※なお、小園さやかさんには、東京柳橋ルーサイトギャラリーでの、記念個展開催が贈られます。
詳細決まり次第、告知をしていければと思いますので、お楽しみにしていてください。